40~50代の働き盛りの女性がなりやすい五月病は、新生活の緊張が5月の連休でリセットされ、緊張の糸が切れることで心身にさまざまな不調が出るトラブルのことを言います。
今回は40~50代の働く女性によくある5月病について、原因や日常でできる健やかな心身を取り戻すセルフケアを解説してみたいと思います。
働く女性になりやすい5月病の原因とは?
40~50代女性は、ホルモンバランスのゆらぎによる更年期の不調と、5月になって新生活の緊張の糸が切れる心身の変化による5月病が併発しやすいと言われています。
働き盛りの女性が5月病になりやすいのは、新生活のストレスや緊張が5月になると一気に和らぎ、この急激な変化で自律神経が乱れ、頭痛やめまい、全身の重だるさ、憂鬱感などが生じるため。
5月病によるストレスは、この影響を強く受けやすい自律神経が乱れ、
- 活動的な心身をサポートする交感神経
- 心身をリラックスさせる副交感神経
のそれぞれの働きが作用しなくなってしまいます。
すると頑張りたいのに力が出ない、休みたいのに緊張や焦りが続くといった悪循環に陥って5月病のトラブルが出やすくなるのです。
働く女性の5月病対策!日常でできるセルフケアとは?
原因がはっきりしないこともある5月病ですが、健やかな心身を取り戻す方法は意外に手軽で続けやすいメソッドがいくつも存在しています。
5月になってからの心身の不調に気づいた際に早めにしておきたい、セルフケアを一緒にチェックしてみましょう。
鉄分を補う
働き盛りの女性の5月病の原因は、鉄不足が原因のひとつと考えられています。
魚介類や肉類に多く含まれている鉄分は、
- 気持ちを穏やかにするセロトニン
- 前向きな気持ちに整えるドーパミン
といった幸せホルモン分泌の材料となるため、日々の食事に積極的に補うようにしましょう。
まわりに助けてもらう
5月病になりやすい女性は、何でもひとりで抱え込んで頑張ってしまう、完璧主義なタイプがなりやすい傾向にあります。
家事はパートナーに協力してもらったり、仕事は同期や後輩の力を借りるなどして、自分だけで抱え込まないよう注意しましょう。
休息と運動のバランスを整える
自律神経の乱れによる5月病は、適宜休息を取ることと積極的にカラダを動かすことで交感神経・副交感神経それぞれにアプローチしながらバランスを整えることにつながります。
5月病によるメンタル的な不安やイライラは、カラダを動かすことで肉体的な疲労に変わり、こまめな休憩によって身体の疲労がリセットされ、心身の健やかさを取り戻すことができます。
まとめ
5月病は仕事や家事量の生活習慣を見直したり、栄養の摂取、適度な運動を心がけることで本来の健やかさが戻りやすくなります。
仕事も家事も頑張り過ぎず適度に力を抜いて、ゆらぎやすい40~50代女性の心身をいたわるよう心がけてくださいね。
参考:安眠道鍼療院 自律神経コラム「五月病は自律神経の乱れが原因!?その関係性と元気を取り戻すためのセルフケア」
www.anmin-do.jp/column/entry/post-95/