さまざまなメディアで頻繁に見聞きすることが増えてきたサル痘は、新型コロナウイルスと同じように流行が懸念されている感染症のひとつです。
ここではサル痘がどんな感染症なのか、特徴や感染経路、感染を予防するためにできる対処法を合わせてお伝えしてみたいと思います。
サル痘とは?特徴と感染経路、症状について
サル痘は新型コロナウイルスに比べると、今はまだ感染が拡大していないことから、基本的な情報が把握できずに不安を抱く人も多いのではないでしょうか?
ここではサル痘に関する、特徴や感染経路、主な症状などの知っておきたい基礎知識を解説していきます。
サル痘の特徴と主な症状
サル痘とは、サル痘ウイルス感染による、急性発心性疾患のことをいい、1970年にザイールにて初めてヒトへの感染が報告され、主にアフリカで流行の傾向があります。
日本では現在までにサル痘の感染、患者の報告はないものの、欧州や米国島では海外渡航歴のない人でもサル痘感染の報告があります。
サル痘は、
- 発熱
- 頭痛
- 筋肉痛
- 顔、体の発疹
といった新型コロナウイルスと似たような症状が出やすいため、決して油断できない感染症として懸念されています。
サル痘の感染経路とは?
サル痘は、
- サル痘ウイルスに感染したリスなどのげっ歯類の動物に咬まれること
- げっ歯類の動物の血液や体液、皮膚病変への接触
などが主な感染経路になると考えられています。
サル痘は人から人に感染するケースもあり、その場合はサル痘患者の飛沫や発疹がある部位、体液を介することが感染の原因になると言われています。
サル痘を予防するためにできること
サル痘は現時点で有効な治療法が確立されていないため、
- サル痘の流行地に出向かない、また動物や感染者との接触を避ける
- 流行地では常に手袋を着用し、頻繁な手洗いとアルコール消毒を行う
- マスク着用、手指の衛生対策を徹底する
といった対症療法と、セルフでできる予防を徹底しておくことが重要なポイントになります。
またサル痘は、小児において感染・発症率が高いとの報告があるため、子どもの体調や行動を常に確認、見直しをしながら、衛生面での管理を徹底していくようにしましょう。
まとめ
サル痘は日本人に人気の海外観光地での流行が増え続けているため、海外旅行の予定がある人は現地の情報収集を行っておくようにしましょう。
サル痘をはじめとするさまざまなウイルス感染が流行していることを懸念しながら、体調管理や予防のための対策を早めに習慣づけていただければと思います。
参考:やまなし感染症ポータルサイト「サル痘」
www.pref.yamanashi.jp/kansensho/monkeypox.html