はじめに
暑い夏がやってくると、冷たい飲み物が恋しくなりますよね。水出しドリンクなら、水を注ぐだけなので作り置きも簡単で、毎日の水分補給にもぴったりです。
今回は簡単で美味しい水出しドリンクのレシピをご紹介します。
水出しドリンクのメリット
- まろやかな味わい:水出しコーヒーはクセが少ない分、コーヒー豆本来の風味をストレートに感じられます
- 簡単に作れる:冷蔵庫に置いておくだけで作れちゃうのがとってもお手軽
- 失敗が少ない:時間はかかりますが失敗なく作れます
また水出しドリンクをご家庭で作る際は、浄水したお水を使うのもおすすめです。
なぜ浄水器の水が良いの?
水道水には、安全性を保つために塩素が含まれています。この塩素は、雑菌の繁殖を防ぐ一方で、独特のカルキ臭の原因となり、ビタミンCなど一部の栄養素を分解する性質もあります。浄水器を使用することで、この塩素を除去できるため、よりまろやかで飲みやすい水になります。
ただし、塩素を取り除いた水は殺菌作用が失われるため、雑菌が繁殖しやすくなります。浄水後の水は、早めに飲みきるか冷蔵庫で保管するなど、衛生的な管理を心がけてください。
簡単!基本の水出しドリンクレシピ
1. まろやか水出しコーヒー
材料
- コーヒー粉:40g(深煎りがおすすめ)
- 浄水器の水:500ml
作り方
- コーヒー粉をお茶パックなどでくるむ。
- 清潔なボトルに1を入れ水を500ml淹れる。
- 冷蔵庫で約12時間抽出したら、取り出して完成!
夜のうちに準備することがおすすめです!
2. うまみたっぷり水出し緑茶
材料(1リットル分)
- 緑茶(煎茶):大さじたっぷり1杯
- 浄水器の水:1リットル
作り方
- 清潔なボトルに茶葉(大さじたっぷり一杯)と1リットルの水を注ぎます
- 冷蔵庫で2~3時間おいておくだけで抽出されます
飲む前には必ずよくかき混ぜましょう
3. すっきり水出し紅茶
材料(1リットル分)
- 紅茶ティーバッグ:2〜3個
- 浄水器の水:1リットル
作り方
- フタ付きの容器にティーバッグ2〜3個(茶葉10〜12g分)と冷水1Lを入れる
- フタをして冷蔵庫に入れ、ひと晩(8~10時間)置く
- ティーバッグを取り出し、グラスに注いでできあがり
グラスにレモンやミルクをお好みで追加したり、ローズマリーを添えても◎
作る時の大切なポイント
安全に楽しむために
- 必ず冷蔵庫で保存:水出し紅茶で気をつけたいのが衛生面です。水出しで作る分傷みやすいので、必ず冷蔵庫に入れて作りましょう
- 早めに飲み切る:作ったアイスティーはなるべく当日中、もしくは前日の夜に作った場合は翌日中に飲み切るようにします
- 清潔な容器を使用:フタ付きの容器を使用するのもポイントです
美味しく作るコツ
水の選び方:水道水を使う場合は、塩素やカルキ臭などが気になるなら、浄水器を通したり、湯冷ましを使いましょう
茶葉の質:新鮮な茶葉を使用すると、鮮度のよい上品な味わいが楽しめます
健康効果も期待できる!
水出し緑茶の特別な効果
緑茶には4種類のカテキンが含まれています。そのうち「エピガロカテキンガレート(以下、EGCG)」と「エピガロカテキン(以下、EGC)」という名のカテキンは特に重要で、後者のEGCにおいては、粘膜免疫系の働きを良くすることが確認されており、お湯出しよりも水出しすることで、その効果が高まります。
カフェインが少ない
お水でじっくり抽出することで、カフェインの抽出量が抑えられたり、緑茶の場合はエピガロカテキンガレート(EGCG)の抽出量が抑えられることで苦み・渋みも軽減されます。カフェイン摂取量を気にされる方、緑茶の苦み渋みが苦手な方やお子さんにも、おいしく召し上がっていただけます。
まとめ
蛇口直結型浄水器を使った水出しドリンクは、手軽で美味しく、健康にも良い飲み物です。夜にセットしておけば、朝にはおいしいドリンクができあがっているので、忙しい朝にもぴったり。
毎日の水分補給を、もっと楽しく美味しくしてみませんか?ぜひ今夜から試してみてくださいね!
出典・参考文献
※ドリンク画像はイメージです。