子どものアトピー肌は、親御さんも自分のことのように悩みや不安を抱くことがあるのではないでしょうか?
アトピー肌を掻いて対処する子どもの行動にも、余計にお肌トラブルが悪化してしまうのではないかと悩むことがあるでしょう。
今回は子どものアトピー肌について、親御さんができる掻かせないためのコツや日常のケアを詳しくお伝えしてみたいと思います。
子どものアトピー肌対策|親御さんがしておきたいこと
かゆみや痛み、赤みのトラブルが出やすい子どものアトピー肌について、今日から親御さんができる対処法をまとめてみました。
掻かせないためのポイント
アトピー肌を掻いてしまうと症状が悪化し改善・予防までにかかる時間が長くなってしまうため、子どもが搔いているのをみたらやさしい注意を心がけましょう。
アトピー肌のかゆみや赤みは、冷たいタオルなどで冷やすことで炎症が収まり皮膚の鎮静化につながります。
「掻かないでね」とやさしく注意をしながら、お肌を冷やしてあげて子どもを安心させるよう心がけてみましょう。
外用薬を適切に使う
子どものアトピー肌には、皮膚の炎症を改善するステロイドが含まれた外用薬が効果的です。
ただ、塗布量を間違ってしまうと悪化や効果が半減するなどの影響が出やすくなるため、決められた適量をあらかじめ把握して、入浴後や乾燥が気になるタイミングに塗布してあげるようにしましょう。
十分な保湿を行う
子どものアトピー肌は、皮膚の乾燥によってバリア機能が低下し、ちょっとした刺激や摩擦が加わるだけでも強いかゆみや赤み、痛みが出やすくなります。
低刺激や無添加処方、子ども向けの保湿剤やジェルなどを使い十分な保湿をしておくとバリア機能を高めてかゆみや痛みの未然予防につながりますよ。
お肌にやさしい素材の衣類を着用させる
木綿素材の衣類は、吸湿性に優れ皮膚への刺激が少ないため、身につける衣類にも気を配るようにしましょう。
衣類ばかりではなく、タオルや寝具などもお肌にやさしい素材の木綿を使うようにすることが、皮膚科医からも推奨されています。
まとめ
子どものアトピー肌は、成長とともに症状が緩和して完治できるケースがあります。
早いうちから十分な保湿や掻かせないための接し方、お肌に触れる衣類の工夫をして、子ども本来の健やかで丈夫なお肌を取り戻してあげてくださいね。
参考:キッズのかゆみナビ「保護者へのアドバイス[アトピー性皮膚炎編]」
www.kyowakirin.co.jp/kayumi/kids/advice.html