更年期や長時間の同じ姿勢によるデスクワークで、肩こりが慢性化してはいませんか?
ツラい肩こりを解消・予防するためには、密接な結びつきのある肩甲骨のこわばりをほぐすことが重要なポイントになります。
今回は肩甲骨と肩こりの関係性、ツラい状態を改善していくためのやり方とポイントについて解説していきます。
肩こりと肩甲骨の関係性とは?
更年期や長時間のデスクワークが原因の肩こりは、肩甲骨まわりの筋肉が凝り固まり、血行が悪くなって疲労物質が溜まっている状態。
肩甲骨は、
- 上に引き上げる役割を持つ肩甲挙筋
- 肩甲骨を寄せる菱形筋
というふたつの筋肉が関連していて、この部分を動かすと肩まわりの筋肉がほぐれて血行が良くなり、肩こりの緩和や予防にアプローチできると考えられています。
肩甲骨のこわばりをなくして肩こりを改善!やり方とポイント
ここからはさっそく、肩こりの密接な結びつきのある肩甲骨のふたつの筋肉のこわばりをほぐす、仕事や家事の合間に手軽にできるストレッチをご紹介していきます。
肩甲骨をほぐすストレッチのやり方
- 腕がV字になるように、両ひじを曲げて肩よりも上に上げていく。腕が上がらない場合は上がるところまで持ち上げ、手を軽く握って鎖骨のあたりに添える
- 両ひじをゆっくりと後ろに引いていく。肩甲骨をギュッと寄せるイメージで5秒かけてゆっくりと息を吐き、ひじの位置をできるだけ下げないようにする。肋骨から肩甲骨を伸ばす、剥がすイメージで強めに寄せていく
- 肩甲骨をできるだけ強めに寄せた状態のままでカラダ全体のチカラを抜く。
- ここまでの流れを5~10回を目安に繰り返す
肩甲骨をほぐすストレッチのポイント
肩甲骨をほぐすストレッチを行う際には、カラダが温まり、血行が良くなっているタイミングとなる運動後や入浴後がおすすめです。
また、起床後5回・眠る前に5回・デスクワークや家事の合間に5回ずつを習慣にし、ストレッチのひとつひとつの動作をじっくり行って流れをカラダで覚えていくことがポイントになります。
肩甲骨を動かすストレッチが習慣になると、肩こりの改善やしなやかな動き、こわばりによる関節の痛みや動かしにくさの改善・予防にもアプローチできるでしょう。
まとめ
肩甲骨をほぐす肩こり改善・予防のためのストレッチは上半身全体が大きく動くため、痛みによるストレスや不快感の緩和にもアプローチできます。
本来のしなやなかコンディションを早めに取り戻すため、ご紹介したストレッチをぜひ習慣づけてくださいね。
参考:サワイ健康推進課「肩こりの特効薬は肩甲骨ストレッチだった!」
kenko.sawai.co.jp/body-care/202002.html