毎日の調理に欠かさずに使うオイルにはさまざまな種類がありますが、その中でもこめ油は健康に役立つ成分が豊富に含有され、メディアでも注目されるようになっています。
今回はこめ油について、健康のベースになる豊富な成分と、それぞれの効果をわかりやすくお伝えしていきます。
こめ油の健康によい栄養成分とは?
こめ油はオイルの中でもクセが少なく、和洋中とどんな調理にも馴染みやすい植物オイルのひとつ。
エネルギーの補給やアンチエイジング、必須脂肪酸をバランスよく補えるといった特徴があるこめ油について、知っておきたい主な成分とそれぞれの効能を見ていきましょう。
オレイン酸
こめ油にもっとも多く含まれている栄養素・オレイン酸は、心臓の障害を予防する善玉コレステロールを一定して体内に保持し、悪玉コレステロール値を低下させる働きがあるため、生活習慣病の予防にアプローチできます。
リノール酸
こめ油に含まれているリノール酸は血管の硬化を防ぐ役割があり、質のよいサラサラの血液を産生・保持して全身のスムーズなめぐりにアプローチします。
ビタミンE
ビタミンEは、紫外線やストレスなどのちょっとしたきっかけで大量に発生する、老化の原因となる活性酸素の発生を防いだり無効化する役割があります。
こめ油のビタミンEは細胞の酸化を食い止めるため、40~50代女性のアンチエイジングになくてはならない栄養素となっています。
ガンマオリザノール
こめ油に含まれている栄養素の中でも、特に注目されているガンマオリザノール。
この栄養素には更年期障害や胃腸神経痛といった、40~50代女性に特に心配なトラブルのケアに役立つ効果が期待されています。
トコトリエノール
ビタミンEよりもおよそ50倍の抗酸化作用があると言われ、別名ではスーパービタミンEと呼ばれることがあります。
植物ステロール
植物ステロールにはコレステロールの吸収を抑える働きがあり、こめ油は他のオイルに比べてこの栄養素の含有が多くなっています。
まとめ
こめ油の成分は健康食品や医薬品にも使われるほど、抗酸化力による健康効果が期待できます。
毎日スプーン1杯程度を目安にこめ油の栄養を体内にバランスよく補いながら、内側からの健康ケアに役立てていきましょう。
参考:sanwa「こめ油のはなし」
sanwa-yushi.co.jp/riceoil/#:~:text=別名スーパービタミンEとも,があるといわれます。