1日の終わりの楽しみでもある入浴でも、やってはいけない注意点がいくつかあることをご存知でしたか?
入浴は心身のリラクゼーションはもちろん、健康や美容に良いメリットがいくつもあり、間違った入浴法に気付けていないと、そのメリットを実感できなくなってしまうリスクがあります。
ここでは毎日安心・快適なお風呂時間を過ごすため、入浴時にやってはいけないことを一緒にチェックしてみましょう。
ゴシゴシ洗いに気を付けよう
お風呂に入ってカラダを洗う際、乾燥肌・敏感肌の人に気を付けておいてほしいのがゴシゴシ洗い。
ナイロンタオルなどを使ってカラダをゴシゴシとこすりつけるように洗ってしまうと、皮膚が傷ついてかゆみや赤み、乾燥や敏感な肌質が余計に悪化するリスクがあります。
お風呂でカラダを洗う際は、乾燥肌・敏感肌をいたわるように、お肌のうるおいを逃さずに洗える手洗いを心がけてみましょう。
熱すぎる湯温のお風呂に要注意
42℃以上の熱すぎる湯温での入浴は、一見カラダが芯からじっくり温まるイメージがありますが、
- 心臓に負担をかける
- 血栓ができやすくなる
- お肌の乾燥につながる
などのリスクがあると言われています。
お風呂の温度は、
- 温かい季節の場合:38~40℃程度
- 寒さが気になる季節の場合:41℃程度
が最適とされているため、心身や内臓に負担をかけない湯温で入浴するようにしましょう。
乾燥肌・敏感肌の人は、この湯温でも長時間湯船に浸かってしまうと毛穴が開く分、うるおいが失われて乾燥しやすくなるため、1回の入浴時間は10分程度を目安にしましょう。
38~41℃程度の湯温は、熱すぎる湯温の入浴よりもカラダをじんわりと内側から温めるため、湯冷めの予防にも良いとされていますよ。
入浴前の水分補給を欠かさずに
お風呂は入浴前よりも入浴のあとに水分補給する人が意外に多いのではないでしょうか?
入浴前の水分補給がおろそかになってしまうと、
- 血液がドロドロの状態になる
- 発汗によるデトックス作用が活きなくなる
- 浴室内熱中症や脱水症状につながる
などの心配なリスクがあるため、入浴後だけではなくお風呂に入る前も200~250mlの水をしっかりと補うようにしましょう。
脱衣所と浴室の温度差に気を配る
脱衣所と浴室内の温度に著しい差があると、急激な温度差によって自律神経が対応できず、めまいや立ちくらみ、頭痛などのトラブルが出やすくなると言われています。
寒い季節は特に、脱衣所と浴室内の温度差をなくすよう、脱衣所を暖房器具などを使って温めておくようにしましょう。
かけ湯をせずにいきなりの入浴はNG
寒さが気になると、まずはすぐ湯船に入ってカラダを温めようと、気持ち的な焦りを感じることもあるでしょう。
ですがかけ湯をせずにいきなりお風呂に入ってしまうと、
- 血圧の急降下で心身に不調をきたすことを言う、ヒートテックが生じやすくなる
- 心臓に大きな負担がかかる
などのリスクがあるため、かけ湯や40℃程度のシャワーをカラダ全体に浴びてカラダを入浴の状態に慣らすことが大切です。
まとめ
毎日の何気ない入浴でも、ちょっとの油断や間違いがヒートショックや内臓の負担、お肌への良くない影響につながることがあります。
お風呂に入る楽しみや癒し、美肌や健康効果を毎回実感することができるよう、間違った入浴をしていないか、ぜひこの機会に振り返ってみてくださいね。
参考:ノーリツ「冬こそ入浴に気をつけよう!「ヒートショック」と「浴室内熱中症」」
www.noritz.co.jp/aftersupport/careful/heatshock.html
参考:ヒルマイルド コラム「【医師監修】乾燥肌の方に!お風呂に入る際のポイントと入浴後の注意点を解説」
general.kenei-pharm.com/healmild/column/column09.html