そうだね、りんごポリフェノールとはその名前からも分かるように、りんごに含まれているポリフェノールの一種だよ。特にまだあまり熟していないりんごの皮に多く含まれている特徴があるんだ。そもそもポリフェノールとは、光合成によって発生する植物の色素や苦味、渋み成分のことを指しているんだけど、なんとその種類は5000種類以上にものぼると言われていて、強い抗酸化力があるのがひとつの特徴なんだよ。りんごポリフェノールには抗酸化力があることから、その働きは非常に多く、近年では寿命を延ばす作用があるとも発表されているほどなんだ。

確かにりんごは切ったまま放置しておくと茶色く変色する特徴があるね。なぜこのような変色が起こるのかと言うと、それはこのりんごポリフェノールが原因なんだよ。りんごポリフェノールは空気に触れると、酸素と結合し変色が起こるんだ。そのためりんごを切ったら塩水に浸したり、レモン果汁をかけることにより変色を防ぐことができるね。このような行為はりんごポリフェノールが減ってしまうのを防ぐことにもつながるよ。

りんごポリフェノールは強い抗酸化力があるから、体に対し数多くの良い効果が得られるよ。その一つが老化や病気から体を守る効能だね。体内には本来活性酸素があるけど、この活性酸素は体内に侵入したウイルスを攻撃して体を守る働きがあるんだ。だけど、体内に増えすぎると正常な細胞まで攻撃して、老化や病気を招くものでもあるんだよ。りんごポリフェノールは体内に活性酸素が増えすぎるとそれを除去し、老化や病気などから体を守る効果が期待できるんだ。

りんごポリフェノールには抗酸化力だけではなく、脂肪を分解する酵素の一つリパーゼの活性を抑制する働きがあると言われているんだ。このようなことから食事で摂った脂肪分が吸収されるのを防ぎ、排泄に導く効果が期待できるよ。肝臓にある脂肪を合成する酵素の働きを抑制するから、脂肪をエネルギー源として燃やす酵素を活性化に導くんだ。このようなことから、りんごポリフェノールは、ダイエットに効果が期待できる成分の一つと言えるね。

りんごポリフェノールが含まれている食品は、名前の通りりんごだよ。一般的にりんごを食べる時には皮を剥く人が多いけど、りんごポリフェノールは皮の部分に多く含まれているので、皮ごと食べるのが理想的だね。