GABAとは
GABA(ギャバ)はアミノ酸の1種であり、γアミノ酪酸のことを指しています。1950年に哺乳動物の脳から発見された物質であり、その際にはGABAは中枢神経で働く神経伝達物質であることが明らかとなり、1961年にはこれを主成分とした医薬品も承認されました。それ以降の研究では、消化管を始めとする人間の身体のあらゆる部位でGABAが発見され、GABAは人間の身体に必要不可欠な存在であることが分かっています。
GABAの効果・効能
GABAの効果や効能にはリラックス効果や血圧を下げる効果があります。人間はリラックス中にα波という脳波を出していますが、これを摂取することでもα波の増加が認められており、リラックス効果を得ることが可能です。腎臓の働きを高めることによって高血圧の原因となる塩分を排出するので、血圧を下げる効果も期待できます。こんな方にオススメだと言える人は、ストレスを解消したい人や血圧が高い人です。ただし、病気による緊張やストレス、ひどい高血圧を改善することは難しいので、そういった場合は医療機関で診察を受ける必要があります。注意点を知って適切な使い方ができるようにしておきましょう。
GABAの必要量と多く含まれる食品
GABAの必要量は厳密に決まっているわけではありません。ですが、リラックス効果や血圧を下げる効果を期待する場合は成人女性1日の推奨量は30mgから100mgとなっています。成人男性1日の推奨量も女性の場合と同じであり、性別によって必要量が異なるというわけではないです。性別に関係なく、ストレスを強く感じている場合などは多めに摂取した方が良いですし、そうでなければ30mgほどの摂取でも十分な効果が得られます。発芽玄米や漬物、醤油や味噌、キムチやナス、カボチャなどに多く含まれるので、こういった食品を多く食べることを意識すると良いです。
GABAの効果的な取り方
GABAは食品から摂取することもできますが、食事でとる場合はかなりの量を食べる必要があります。現実的に考えると、GABAの摂取は食事だけでは難しいので、サプリ・健康食品の方が効率的であることを知っておきましょう。これらには少量でもたくさんのGABAが配合されていることが多いので、毎日簡単に摂取することができるはずです。たくさん食べる必要があるなど、大変に感じられると続けることができませんが、サプリや健康食品であれば楽に続けることができます。
GABAが不足するとどうなる?
GABAが不足するとイライラや情緒不安定、不眠などのトラブルを引き起こすことが多くなるので注意が必要です。理由が分からないイライラや情緒不安定などに悩まされている人もいるかもしれませんが、もしかすると、GABA不足が原因かもしれません。身体に必要な量が足りてなければ、こういった問題に悩まされることになります。不足しないように、普段から意識してGABAを摂取することが大切であると知っておきましょう。