
日本の水道水は世界トップクラスの安全性を誇りますが、塩素のカルキ臭やカビ臭が気になる方も多いのではないでしょうか。浄水器を活用することで、ミネラルウォーターよりもはるかに低コストで安心しておいしい水を楽しむことができます。本記事では、あなたのライフスタイルに最適な浄水器を見つけるための基礎知識をわかりやすく解説します。
あなたの暮らしに最適な浄水器の種類はどれ?
手軽さ重視なら「蛇口直結型」
蛇口に直接取りつけるタイプの浄水器は、設置が簡単で初期費用もリーズナブルです。水道水のカルキ臭(塩素に由来するにおい)を軽減し、すぐにおいしい水が飲めるのが魅力で、飲み水以外の料理などでも浄水を活用しやすいです。1日10L程度の使用であれば、カートリッジの交換目安は約2~6か月で、初めての浄水器としてもおすすめです。ただし、シャワー水栓や特殊な蛇口には取り付けできない場合があるため、事前の確認が必要です。
冷たい水を楽しむなら「ポット型」
使用量が少なく、冷蔵庫で冷やした水を飲みたい方におすすめなのがポット型浄水器です。冷蔵庫に収まるサイズで扱いやすく飲料用途にぴったりです。ただし、ろ材の寿命は1~3か月程度と短めで、一度にろ過できる水量も限られているため、家族の多い家庭や料理用途にはやや不向きかもしれません。
高性能を求めるなら「据え置き型」
シンクの上に設置する据え置き型は、1~2年程度と長く、交換頻度が少なくて済むのが特徴です。大容量のカートリッジにより高い浄水性能を発揮し、浄水の使用量の多いファミリー世帯におすすめです。デメリットは、シンク回りに置き場所が必要な点と、蛇口直結型やポット型と比較するとランニングコストがやや高い点です。
本格派には「ビルトイン型」
シンク下に設置するビルトイン型浄水器は、外から見えずキッチン空間がすっきりと保てるのが特長です。高い浄水性能に加えてインテリア性も高いところがメリットですが、設置には専門工事が必要なため初期費用が高めで導入のハードルが高いです。新築やリフォーム時の導入が特におすすめです。
浄水性能を決める重要なフィルター技術
浄水器の種類について説明してきましたが、浄水器の性能を決める要となる「ろ材」の種類も浄水器選びには重要な要素です。以下の主なフィルター技術を理解しておきましょう。
活性炭フィルター
活性炭は、塩素や有機物、におい成分などを吸着して除去する働きがあり、カルキ臭やカビ臭が気になる方に効果的です。また、活性炭の種類によっては、有機フッ素化合物(PFOSやPFOAなど)を吸着できる性能も報告されていますが、製品ごとに差があるため、対応可否は事前確認が必要です。
中空糸膜フィルター
中空糸膜は、ストロー状の極細の膜に微細な孔が空いており、細菌や濁り成分を物理的に除去できます。多くの家庭用浄水器に活性炭と併用して採用されており、高いろ過精度が魅力です。
セラミックフィルター
ハニカム(蜂の巣)構造が採用されているろ材です。素材には高強度のアルミナが使われており、焼結処理によってしっかりと硬化されているため、水温や塩素濃度、水圧の変化があっても、不純物の除去性能が安定しているのが特長です。
ROフィルター(逆浸透膜)
非常に微細な膜(孔径およそ0.0001ミクロン)を用いて、水に含まれるほとんどすべての不純物を物理的に除去する高性能な浄水方式で、海水の淡水化や医療用に使用されるケースが多いです。高い除去能力がありますが、その分コストも高くなります。
失敗しない浄水器選びの3つのポイント
浄水器選びで失敗しないためには、単純に価格だけで決めるのではなく、総合的な視点で検討することが大切です。
1. 除去したい物質を明確にする
浄水器は製品ごとに除去能力にも違いがあります。除去できる物質が多い浄水器ほど下記のランニングコストも高くなる傾向にあるため、水道水の臭いを軽減したいのか、または安心のために少しでも多くの物質を除去したいのかなどを併せて検討することが大事です。
2. ランニングコストを考慮する
浄水器を選ぶ際は、初期費用だけでなく、カートリッジ交換など長期間の使用を考えたランニングコストも重要です。カートリッジ単品の価格だけでなく、除去水量を考慮したコストを考える必要があります。カートリッジ単品では価格が安くても、除去可能水量が少ないと交換の頻度が増え、ランニングコストが高くなることもあるためです。
3. 設置環境に適したサイズ、種類を選ぶ
一人暮らしの場合、据置型の置き場所が無かったり蛇口直結型浄水器をつけるとシンクが狭くなり洗い物がしづらくなる場合もあります。お使いのキッチンのサイズやライフスタイルに合わせて最適なタイプを選択することが重要です。
美味しい水のある暮らしを始めよう
浄水器は、一度設置すれば長期間にわたり安全でおいしい水を提供してくれる、コストパフォーマンスの高いアイテムです。また、ペットボトルを日常的に購入している方であれば、月に数千円程度の節約につながるケースもありますし、重いペットボトルを買いに行く必要もなくなります。
そして何より大切なのは、定期的なカートリッジ交換です。きれいな水を提供してくれる浄水器もカートリッジの使用期限を過ぎて使用してしまうと、浄水の効果がなくなるだけでなく雑菌が繁殖してしまう恐れもあります。カートリッジの交換を忘れないように、水量メーターが付いているなどカートリッジの交換目安が分かりやすくなっている浄水器もあるため、こういったタイプの浄水器を選ぶのも一つの方法です。
自分のライフスタイルに合った浄水器を選んで、毎日の生活をより快適にしていきましょう。
「きよまろスマート」は、活性炭カートリッジを採用した蛇口直結型浄水器で、PFOS・PFOAを含む12種類の物質を除去可能です。
本体はコンパクトでスタイリッシュなデザインのため、一人暮らしの方や初めて浄水器を使う方におすすめです。
初回限定でなんと1,980円で気軽にお試しいただけます。
